许愿池里de铜币
【原文听写】万葉恋歌ー桜の章ー
相楽桜 发表于 2009-01-23 22:41:07
万葉恋歌ー桜の章ー
語り:神谷浩史
聞き取り:相楽桜(现在应该没有问题了~多谢团长jj~~~~)
2/2补充:多谢キキ鳥论坛章鱼丸子亲的校对 :)
===========================================================================
Track01
古くから多くの人に読まれ、愛され続けてきた万葉集。学校の授業で読んだことある?なに?よく覚えてないだって?まさか訳が難しいし、何て言ってるか分かんないって思ってる?安心しろ。これから始まる物語は万葉集の和歌を元に、現代風にアレンジした恋物語。だから、難しいのは苦手のお前でも大丈夫。俺が優しく教えてやるから。俺だけの声を聞いて。お前だけに囁こう。
HoneyBee CD Collection 万葉恋歌ー桜の章ー悠久の愛をお前とともに…
===========================================================================
Track02
「ふぅ~今日も疲れたなぁ~おっ?残業してたらもうこんな時間かぁ。道理で疲れてる訳だ。お~星が見える。綺麗だ~そう言えば、最近忙しくて星を見上げる暇もなかったなぁ~たまにはこんなのも悪くないかぁ~」
(ドン)「あっ、すいません!」
星明りのせいだろうか、ぶつかってきた人の表情がはっきりと見えた。
「ちょっと…余所見してて…怪我とかありませんでしたか?」
星明りに照らされたその姿に、一瞬で俺は彼女から目を離せなくなった。
「あぁ…大丈夫ならいいんです!本当に、俺の不注意ですから…」
彼女は謝りながらお辞儀をすると暗闇へと消えて行った…
「なんだ…この感じ?もっと話せばよかったと思うなんて…」
遠くなる彼女の後姿を見ながら、俺はいつまでもその場所に立ち尽くしていた。
『玉桙の道行かずあらばねもころのかかる恋には逢はざらましを』
偶然、道で見かけた貴方に一目惚れをしてしまうが…声をかけそびれてしまった。
「フン、何でも万葉集の歌に譬えるのは俺の悪い癖だなぁ~ふぅ、仕方ないだろう~ずっと万葉集の研究をしてきたんだから。」
===========================================================================
Track03
布団に入ってゆっくり目を閉じる。今日の出来事を思い出すと、自然に眠気が増してくる気がするなぁ…
「まぁ~それだけ疲れてるってことかぁ~明日出勤したら、机の上の書類を片付けて、まだ途中の資料をまとめて…ほかは何をやればいいんだっけ?はぇ~」
家に帰っても自然と仕事のことを考えてしまう。そんな毎日の繰り返し。でも…今日は少し違う。そう、道でぶつかった彼女。
「ごめんなさい…かぁ~」
俺はたった一言「すいません」と言った。彼女も「ごめんなさい」と謝って、別れた。
「ほんの数秒の出来事だったなぁ~」
瞼の裏で彼女が俺に微笑みかける。見たことのない表情なのに、なぜか胸が急に苦しくなる。
「はぁ~眠れねぇ~」
耳を塞いでギュッと目を瞑って、何度も寝返り打ったが…繰り返し彼女の笑顔が再生される。
「はぁ~もう朝かぁ~ふぁ、やべぇ、会社行く時間だ。」
結局一晩中彼女の姿が頭から消えることはなかった。
『遠くあれば姿は見えず常のごと妹が笑まは面影にして』
目を閉じても貴方の姿ははっきりと浮かんでくる。
「最近、よく万葉集の歌を思い出すなぁ~ふう、学生時代にたくさん覚えたっけ?」
===========================================================================
Track04
その後、帰り道で何度か彼女とすれ違うことがあった。出逢った日と変わらず、彼女は足早に俺の横を通り過ぎて行く。時々目が合ったような気もしたが…結局はなにもなかった。それが余計に切なくて、俺は彼女が通り過ぎた後を振り返り、暗闇へと消えていく彼女の背中を何度も見送った。
仕事の帰り道。彼女が足元を必死に探っている姿が目に入った。思わず心配になり、後ろから声をかけた。
「あのう…何か探し物ですか。よかったら手伝いますよ。」
顔を上げた彼女と目が合った。彼女も俺のことを思い出したのか、「この間はすいません」と謝ってきた。
「いえ、大丈夫ですよ。それよりも、もう夜も遅いですし、探し物、早く見つかちゃいましょう。」
彼女は申し訳なさそうに「ピアスを片方落としてしまった」と告げた。二人で星明りを頼りにピアスを探した。必死な彼女を横目で見ながら、恋人からもらったものなのかと考え込んでしまう自分がいた。
その時だった。道の端で星明りに照らされて美しく輝く桜のチャームがついたピアスが目に入った。
「おっ、あった!探し物ってこれですか?」
拾ったピアスを彼女の手の平にのせると、彼女は嬉しそうに笑い、「ありがとう」と何度も言うと、去って行った。
彼女が見えなくなったとたん、俺は我に返って、その場に思わず座り込んでしまった。
「うわっ!俺、顔、赤かったよなぁ…すっげぇ恥ずかしい…だって、まさか話してくれるとは思わなかった…しかも、手触っちゃった…すごい、ドキドキする…」
俺、彼女に、まさか…恋?!
「はぁ~バカだなぁ俺…こんなに胸が苦しくなるなら、自分の気持ちに気づかないで遠くで見ているだけにすればでよかった…きっと、あのピアスも恋人からのプレゼントなんだろうなぁ~」
『かくばかり恋ひむものそと知らませば遠くそ見べくあらましものを』
恋がこんなにつらいものなら、遠くから貴方を見ているだけにすればよかった。
昔覚えた句が頭の中に甦ってきた。まるでいまの自分の気持ちを代弁しているかのように…
===========================================================================
Track05
「今日はさ、お前に相談があるんだ。いいかぁ?絶対に笑うなよ!真面目な話なんだけど…俺さ、恋しちゃったかも…」
俺は学生時代から一緒に万葉集の研究をしてきた友達に思い切って相談してみた。
「あっ、お前!いま笑ったろう!?俺が真面目に話してるのに!」
俺が怒ると、友人はようやく真剣に聞く気になったようだ。
「え?どうやって出逢ったかって?仕事帰りに、コンビニまで歩いてたんだよ…その時、女の人にぶつかって、突き飛ばしちゃって…手を貸した時にその人の顔見たら、なぜか目が離せなくなったんだ。って、ニヤニヤしながらこっちを見るな!恥ずかしいだろ!」
予想していたよりも、親身になって話を聞いてくれる友人に俺は思わず赤面してしまった。普段からあまり感情を表に出さない俺が、恋の話をするなんて…よっぽど珍しかったに違いない。
「お前じゃなきゃ絶対こんな話できないからなぁ…周りの奴らにも絶対言うなよ!」
『今のみの行事にはあらず古の人ぞまさりて哭にさへ泣きし』
恋に苦しんでいるのは貴方だけじゃない。
友人はわざとらしく声高らかに万葉集の一句を読み上げた。
「えーと、たしか昔の人も恋をして何度も涙を流してるって意味だよな?まあ俺は泣いてなんかないよ!俺はなぁ…彼女を見かけるだけでいいんだ。俺の気持ちが彼女に伝われなくてもいい…って、恥ずかしいこと言わせるな!」
===========================================================================
Track06
「ただいま~って、誰もいないよなぁ~」
久しぶりに友達と会って、はしゃぎ過ぎてしまった。酔いが回っているせいか、足元が覚束ない。
「あ~今日はよく眠れそう~あいつも元気そうでよかった。また飲み会でも企画するかぁ~はぁ~昔の人も恋をして泣いてきているかぁ…」
彼女への気持ちに気づいても、俺は別に何かをするわけでもなく、以前と変わらない日々を過ごしている。ただ…仕事が早く終わった時は必ず、あの道を通るようにしていた。道の向こうからやってくる彼女を見つけた時は、思わず振り返って彼女を見送る。それが最近の日課。
「そういえば、今日は会えなかったなぁ~」
何をしていても、誰かと話していても、俺は彼女を一度も忘れたことはない。ただこの手が、心が、彼女をひたすらに求め続ける。
「好きだぁ…はぅ…声に出せば出すほど…」
『忘るやと物語してこころやり過ぐせど過ぎずなほ恋ひにけり』
気晴らしに友人と話したのに、ますます貴方への思いが募ってゆく。
===========================================================================
Track07
「あっ、あの後姿…似てる!はあ~なんだ、違う人かぁ~」
いますれ違った人、彼女に似ていたなぁ。
(パッ)「痛っ!あっ、あぁすみません!大丈夫です!ぼーっとしていただけです…これ、まとめておけばいいんですよね?先輩の頼みならいつでも引き受けますよ~そんなに心配しないでください。俺はいつだって元気ですから。」
会社の廊下、社員食堂、毎日乗る電車、近所のコンビニ…ふと彼女がいるんじゃないか、どこかですれ違っているんじゃないかと、思わず探してしまう。
でも…どんなに目を凝らしても、彼女を見つけることはできなかった。忙しい日が続き、もう随分と彼女と会っていなかった。彼女は今夜も一人、星明りの下を歩いているのだろうか。少しでも俺のことに気づいてくれていたなら…なんて思ってしまう自分を情けなく思ってしまう。
「こんなにも人を好きになるなんて…」
彼女の姿を思い出すだけで、暖かくて、幸せで、切なくて、苦しくて…もし恋の病で死ぬことがあるなら、俺はもう…千回は死んでいるんじゃないか…
「そういえば、こんな歌が万葉集にあったなぁ~」
『思ふにし死にするものにあらませば千遍そわれは死にかへらまし』
恋焦がれて死ぬなら、私はもう千回死んでいる。
今夜もビルの窓から見える星たちに、彼女とまた会えるように祈る。
===========================================================================
Track08
「あぁ~今日も疲れた~はぁ、一人で飲む酒がこんなにおいしくないなんて、初めてだ。」
いますぐに会いたい。いますぐに抱きしめたい。自分の気持ちに気づいた時から、毎日会いたくてたまらなくて…どうしたらいいのか分からない…でも、いざ会ったら、まともに顔も見れない。俺ってかっこ悪いなぁ~最近の俺は四六時中こんなことばかり繰り返し繰り返し考えている。
「はぁ~気晴らしにテレビでも見ようかなぁ~」
ぼんやりと見つめていると、ある人気女優がゲストとして出てきた。出演者に軽く会釈をし、その女優の笑顔がアップで映された瞬間、あの日見た彼女の顔と重なった。
「会いたいなぁ~」
いま彼女は何をしているんだろう。どこにいるんだろう。誰と一緒にいるんだろう。誰を思っているんだろう。聞きたくても聞けないことがたくさんある。
「俺って、こんなに臆病だったかぁ?駄目だ!酒もテレビも集中できない!へぇ~こんな日はもう寝よう。」
「おやすみなさい…って、誰もいないかぁ~」
その夜、夢の中に彼女が出てきた。俺の方に手を差し伸べて笑っている。彼女の手を取り、俺もつられて笑う。彼女の大きな瞳に俺が映っている。きっと俺の瞳の中にも彼女が映っているだろう…優しく幸せな果かない夢物語。
『相見ては面隠さるるものからに継ぎて見まくの欲しき君かも』
会えば恥ずかしくて顔も見れないが、できることならもっと貴方に会いたい。
これが現実になればいいのに…何度も何度も夢の中で祈った。
===========================================================================
Track09
「はぁ~遅いなぁ~いつもこの時間に通るはずなんだけど…」
俺は彼女の通る時間にいつもの道へとやってきた。
「やばい…緊張してきた…」
会えない日が続くほどに、切ない思いは募っていた。彼女の笑顔を見たい。彼女の声を聞きたい。彼女を…この腕で抱きしめたい。そう思った時には足がこの場所に向かっていた。
「あぁそろそろ通る時間だよな…」
時計に目をやると、彼女が通る時間に近づいてきた。やっぱりセリフとか考えてきた方がよかったか?
『下野安蘇の河原よ石踏まず空ゆと来ぬよ汝がこころ告れ』
貴方に会いたくて、空を飛ぶ気持ちできた。だから気持ちを聞かせてほしい。
この歌を読んだ人も、いまの俺と同じような気持ちだったのかなぁ…
暗闇の中からこつこつと足音が聞こえてくる。間違いない、彼女だ!
「こんばんは!あの…俺のこと、覚えていますか?ああ、あの、今日はどうしても言いたいことがあって…貴方を待っていました。話…聞いてくれませんか。あっ、ああの…す、好きです!俺と、付き合ってくれませんか?」
突然過ぎて、驚いたかもしれない。でもこの言葉が俺の気持ちのすべてだ。恐る恐る彼女の顔を覗くと、泣きそうな顔をした彼女と目が合った。でも、しっかりとした意志を宿したその瞳は俺をまっすぐ捕らえる。彼女は、こくんと頷いた。その瞬間、俺は彼女の手を取り、自分の胸元に引き寄せた。
俺はいつまでもいつまでも、星明りの下、彼女を抱きしめていた。
===========================================================================
Track10
「はぅ~今日もいい天気だ!せっかく二人で出かけるんだから、やっぱり天気がいいほうが気持ちいいよなぁ~行ってきます!」
いま俺は彼女と付き合っていて、これからデートの待ち合わせ場所に向かう。足取りがとても軽く感じる。
「待ち合わせまでには、まだ時間があるなぁ~」
前に遅刻してしまったことがあった。あの時は本当に申し訳ないことをしたなぁ…
「そうだ!いいこと思いついた~今日は寄り道しないで、早めに行って驚かせてやろう!」
俺が早く行ったら、どんな顔するんだろう。ドキドキする。いつだって彼女に会う時は緊張する。いまはまだ慣れないけど、いつか普通になる日が来るのかなぁ。
『待つらむに至らば妹が嬉しみと笑まむ姿を行きて早見む』
待ち合わせ場所に早く行って、嬉しそうな貴方の顔が見たい。
歌の意味を噛み締めながら、俺は待ち合わせ場所へと走り出した。好きな人を思う気持ちは今も昔も変わらない。早く会いたい。
===========================================================================
Track11
「しっかし、本当にこの店好きだよなぁ~」
お気に入りのカフェテラスで街行く人を二人で眺める。
「最近疲れてるみたいだったから、心配してたんだぞ。ふ、でも、元気そうな顔見て安心した。俺も、お前と話してると元気が出るよ。ん?最近仕事で何かあったかって?いや、別に何もないけど…はぁそういえば、彼女できたって同僚の子に聞かれたなぁ~女の勘ってすごいよなぁ~ええ?なんて答えたかって?いや、別に…関係ないだろう?おっ、おい、なんで急に拗ねるんだよ~ええ?教えてくれないから?それは…なんかちょっと恥ずかしくてさぁ~俺、自分のこと言うのに苦手で…ごめんな。えっ?許すからなんて答えたか教えてって?それは、正直にはいって答えたよ。そんなにまじまじと見つめるなよ~まだ彼女って呼ぶのに慣れてないんだってば…いまだにお前と会う時は、いつも緊張するし…周りの人間にいろいろ聞かれるのも、恥ずかしいんだよ…っあ、なに一人でにやにやしてるんだよ!え?彼女って言ってくれて嬉しいって?なんか…こういうのって照れるよなぁ…でも、お前の拗ねた顔が見れたから、いいかなぁ~なんて。えへ大丈夫、拗ねた顔も可愛いよ~」
『妹と言はば無礼し恐ししかすがに懸けまく欲しき言にあるかも』
まだ付き合って少ししかたっていない貴方を恋人と呼ぶのは恥ずかしい。
「なんか照れくさいけど、こういうのも悪くないよなぁ~」
===========================================================================
Track12
拾った写真に目をやると、そこには丸くなって気持ちよさそうに眠る一匹の猫が映っていた。
「猫?どうしたんだこれ?飼ってるの?」
何度も「可愛いでしょ」と自慢されると、俺は猫にさえ嫉妬してしまう。
「そんなに可愛い猫なら、ぜひ会わせてよ。実は俺も結構猫好きなんだよ。」
その次の休日、俺はお土産の猫缶が入ったコンビニ袋を揺らしながら、家へと向かっていた。
(ディン·ドン) (にゃあ~)
「あは~おとなしいなぁ~抱っこされても嫌がらないんだぁ~可愛いなぁ~写真で見るよりも丸々として毛並みも綺麗だなぁ~」
猫は俺と目が合ったかと思うと、部屋の奥へと消えていった。俺の大人げない嫉妬に気づいたからかもしれない。なんて勘のいい猫なんだ!
「行っちゃったなぁ…俺のこと怖かったのかなぁ~なんて。ごめん。もう少しだけこのままでもいい?猫だけずるい。」
『うつたへにまがきの姿見まく欲り行かむと言へや君を見にこそ』
「あなたの庭が見たい」と言ったのは、貴方に会いたかったから。
俺の場合は猫だったけど…今度はあの猫とも仲良くなれたらいいなぁ~
===========================================================================
Track13
駅前で待ち合わせをしているが、今日はあいにくの雨。心なしか目の前を通り過ぎる人もいつもの休日に比べて少なく感じる。
「雨って、なんか気分も滅入るよなぁ~遅いなぁ…何かあったのかなぁ…いつも俺より早く着いてるのに…」
メールも電話も一向に来る気配はない。電車が遅れているのだろうか…出かける時になにかあったのか?それとも…いやな予感が頭の中を駆け巡る。
「落ち着かないなぁ…やっぱりもう一回電話してみるか。…あ?おい!大丈夫かぁ?随分濡れてるじゃないか?まったく、お前に何かあったら俺…えっ、なんでもない!もっとこっち来いよ!傘、どうした?なに?途中で傘が壊れた?まったく…どじなんだから…今日はもうデート中止。その代わり、俺が髪の毛乾かしてやるから。そんな顔すんなよ~たまには二人でゆっくりするのも悪くないだろ?」
『見わたしの近き渡をたもとほり今か来ますと恋ひつつぞ居る』
ときめきと不安を持って、待ち合わせ場所になかなか来ない貴方を待つ。
待ち合わせの相手が来た時の嬉しさは不安な気持ちの分だけ喜びに変わる。昔からそれは一緒なんだなぁ~
===========================================================================
Track14
「あ?この甘い匂い…もうしかしてチョコレート?エプロン姿可愛いなぁ~こうやってるとまるで新婚みたいじゃないかぁ~あっ、ふう~落ち着け、俺!明日はバレンタインデーかぁ…ふぅ~まったく、職場の人に配れーとか言って、俺はほっといたままかよ…」
「なぁ~俺さ、お腹減ったなぁ~え?いま忙しいって?ったく、いつもならすぐ隣に来てごめんねって謝ってくれるのに…はぁ~なんか憂鬱な気分…俺さ、昔バレンタインに持って帰れないくらいのチョコを貰ったことあるんだ~トラック二台分くらい!すごいだろう?って分かりやすく嘘をついてんのに返事なしかよ…ふん~俺も大人げないけど、ちょっとくらいやきもち妬いてくれたっていいじゃないかぁ…」
「お前が俺の分のチョコは作ってくれないって言うから、自分で作りに来ました。って、なに怒ってんだよ?なに?さっきの話のこと?へぇ~まったく、お前は~早くお前が俺の分作ってくれないとチョコの代わりにお前食べちゃうぞ~っは、ははは~はぁ、顔真っ赤!って、俺もだよなぁ…え?本当はこれ俺の?ふっ、じゃあ~もう我慢できないから、味見だけしていい?勘違いするなよ!俺はチョコの味見がしたいだけなんだからな。」
『恋ひ恋ひて逢へる時だにうるはしき言尽くしてよ長くと思はば』
会えた時は私にたくさん「好き」と言ってほしい、長く一緒にいたいなら。
やきもちを妬いてくれるお前も、本当は嫌いじゃないんだけどなぁ~女心はよく分からないよ~
===========================================================================
Track15
「ん~あは…もう朝かぁ…おはよう~って、まだ寝てるかぁ…仕方ないなぁ~ほら、ちゃんと布団かけて寝ないと風邪引くだろう。寝てる時は本当に幸せそうな顔してるなぁ~楽しい夢でも見てるのか?そんな幸せそうな顔見せられたら、起こす気になれないだろ?ったく~」
「昨日お前の帰りが遅くて不安になっちゃって、思わず怒ってごめんな。バカだよなぁ…俺。お前が浮気なんてするわけないのに…仕事が忙しくて連絡できなかったことも知ってるよ。疲れてるところに不安な思いさせて悪かったなぁ…お前はこんな俺と一緒にいて、楽しいか?全然彼氏らしいことしてやれないし…でも、本当は俺も不安なんだ…お前に嫌われたくなくて…だから、しょっちゅう気持ちを試すようなこと言って…俺ってバカだよなぁ~お前に嫌われたくなくて、必死になってる…でも…お前がいやだって言っても絶対…誰にも渡さない!お前は俺だけのもの!」
「おっ、起きたのか?おはよう。もうしかして…いまのを聞いてた?聞いてない?だったら別になんでもない…本当になんでもないって…さて~俺はそろそろ起きて、お寝坊さんのために久しぶりに朝ご飯でも作ってやろうかなぁ~お前の好きなオムレツ作ってやるから、早く起きてこいよ~」
『朝に日に見まく欲りするその玉をいかにせばかも手ゆ離れざらむ』
貴方を大切に思い、自分だけのものにしたい。
「俺って、こんなに独占欲強かったっけ?へへ~しかし、寝顔可愛かったなぁ~」
===========================================================================
Track16
『梓弓弦緒とりはけ引く人は後のこころを知る人そ引く』
永遠の愛を誓う言葉は、私のように簡単に心変わりのしない人が言うべきものだ。
俺は絶対に…心変わりなんてしない。だからもっと、俺のことを信じてくれないか。
「なぁ~さっき見た映画どう思った?最後のシーン感動したって?俺はあんまり好きな映画じゃなかったなぁ~え?何でかって?うん~主人公の男が最後ヒロインに結婚してほしいって言うシーン、あそこが納得いかなかった。へぇ?あそこが一番泣けるシーンだって?ええ~俺は主人公の男がさらりと結婚してほしいって言うのがいやだったなぁ~よく考えてみろよ。そんなにすぐ結婚してほしいって言えるものなのか?俺だったら、結婚してほしいって簡単には言えないなぁ~それが、好きな相手ならなおさらに…でも、軽くその言葉を使わない代わりに、俺は結婚する人を絶対大切にできる自信がある。世界で一番大切にする。」
「なんだよ~人の顔じっと見て…お前、俺のいま言ったこと信じてないだろう?でもいつか言ってやるから覚悟しとけよ~その時はどんな映画よりもドラマよりも感動させる!だから待っててくれよな~」
===========================================================================
Track17
「付き合ってから今日でもう一年かぁ~お前と出会ってから本当にいろいろあったなぁ~二人で海に行ったり、遊園地にも行ったなぁ~あとは水族館、映画もよく見に行ったし…一年前、俺がお前の帰り道を狙って告白した時のことを、まだ覚えてるか?あの時俺はお前に振られると思ってた。俺、いままで一目惚れなんてしたことなかったし…自分から告白するなんて、初めての経験でどうしたらいいのか分からなかった…だけど、お前は俺を選んでくれた。あの時、俺を選んでくれなければ、いままでこんなに楽しい日々は過ごせなかった。今日だけは言わせてくれ。普段は言えないことをたくさん言うから、ちゃんと聞いておけよ~」
「本当にありがとう。お前がいたから、どんな時でも笑って楽しく過ごせた。喧嘩することも、泣かせるようなこともあったけど…それは、お前がいてくれたから、出来たことなんだと思う。一年前の俺に教えてやりたい!いま、幸せだって。」
「おっ、おい~泣くなよ~本当に涙脆いなぁ~でも、そんなところも好きだ。大好きだ。お前の泣き顔も、笑顔も、毎日見ていたって絶対に飽きない自信がある。だから、これからもずっと、傍にいてくれよな。」
『朝月の日向黄揚櫛旧りぬれど何しか君が見れど飽かざらむ』
付き合いは長いが、貴方を見つめることに飽きた日はない。
「今日よりも明日、明日よりも明後日。そうやってもっともっとお前のことを好きになれる。この気持ちのまま、ずっといつまでも…
===========================================================================
Track18
「あれ?俺、いつの間に寝てた?ごめんな、一緒にいるのに…ん?仕事が忙しくて疲れてるんでしょうって?バカ~そんなの全然大丈夫だって、心配するな~でも…久しぶりに夢を見てたんだ~夢の中でぼんやり立ってると、後ろの方から聞き慣れた声がする。振り返
ると煉瓦作りの小さな可愛らしい家が建ってた。近づいて行ったら、ドアが開いてお前が出てきたんだ。お帰りって、笑顔で…すごく暖かくて幸せな夢だった。あっ、恥ずかしい話しちゃったなぁ…俺、やっぱり仕事で疲れてるのかも~」
「ん?いつか実現できたらいいねって?なんかこういうの照れるなぁ…夢の話なんて人にしたことなかったから…ほかの人には言うなよ、俺とお前だけの秘密な~でもいつか、本当にそうなったらいいなぁ~」
「はぁ~お前も、一緒に昼ねしよう~今度は同じ夢見てるように…」
『人も無き国もあらぬか吾妹子と携ひ行きて副ひて居らむ』
誰も知らない場所で貴方と一緒に静かに暮らしたい。
体温を感じながら、そっと眠りにつく。きっとこの句を読んだ人もそんな暖かい気持ちだったのだろう。
===========================================================================
Track19
「もう桜も終わりかなぁ~一週間前はちょうど咲き始めて綺麗だったんだけど…ええ?俺の仕事が忙しくてなかなか予定が合わなかったから仕方ないって?でもお前だって同じだろう?まったくほら、またすぐにそうやって拗ねる~でも俺は、満開の時よりも散る時のほうが好きだなぁ~なんでかって?それは桜って散るからこそ美しいと思うから。永遠なんてないけど、俺が生まれる前よりもずっと昔から同じ場所で毎年同じように綺麗な花を咲かせていると思うと、ロマンチックじゃないか?だから~今日お前と一緒に同じ桜を見れてよかった~」
「実は、お前に渡したいものがあるんだ。受け取ってくれるか?はい~桜の花びら。さっきお前と会う前に、たくさん拾っておいたんだ。きれいだろう?あ、風が吹いてきたなぁ~風で花びらが飛んでいく…」
「指輪、見えるか?お前を驚かそうと思って、桜の花びらの下に隠しておいたんだ。渡すのが遅くなってごめんな。その代わり、よく見て。指輪に桜の柄が入ってるんだ。お前の好きな花だろ?いまお前の目に映る桜の花びら一枚一枚に、お前への愛を込めても足りな
いくらいだ。これから一生をかけて、お前に全部伝えたい。一分一秒、お前が瞬きをする瞬間もないくらいに…もう、俺が言いたいこと、分かるよな?ほら~左手、出して。」
『この花の一よの内に百種の言そ隠れるおほろかにすな』
世界中の愛を込めて、いま貴方に桜を贈る。
「昔の人は桜を贈ったけれど、俺は将来の幸せを誓って、この指輪をお前に贈るよ。絶対に幸せにする。だから…俺と結婚してください!」
===========================================================================
Track20
「ああ…ごめん!思わずウェディングドレス姿に見とれてた…え?似合うかって?似合うよ…世界で一番綺麗だ。誰にも見せたくないくらいに…なんだ?緊張してるのか?大丈夫~これからなにが起こっても、誰も俺たちを引き裂くことはできない。もし俺たちが離れ離れになるとしたら、世界が終わる時だけ。その日が来るまでは、俺たちはずっと一緒だ…」
「余計に緊張してきたって?お前には俺がいるだろ?だから安心しろ。お前が笑う時は俺も笑う。そしたら楽しさは二倍だ。お前が泣く時は一緒に泣こう。お前の泣き顔が誰にも見られないように抱きしめよう。ほら~笑顔笑顔~せっかく綺麗な格好をしてるのに、緊張してたら台無しだぞ!と、もうそろそろ教会に行く時間から…バージンロードで待ってるから~(チュ) 早く来いよ。」
『天地といふ名の絶えてあらばこそ汝とわれと逢ふことを止まめ』
世界が滅びる日が来ても、貴方と私はずっと一緒だ。
この思いを胸に抱きしめて、君の傍に居続けよう。いつまでも…いつまでも…
ーFinー
【原文听写】万葉恋歌ー藤の章ー
相楽桜 发表于 2009-01-21 02:32:10
万葉恋歌ー藤の章ー
語り:遊佐浩二
聞き取り:相楽桜 (嘛・・・还有几个地方没听懂或不确定・・・)
1/29补充:多谢キキ鳥论坛章鱼丸子亲的校对 现在问题基本上解决了 ^^
===========================================================================
Track01
古くから多くの人に読まれ、愛され続けてきた万葉集、君は知っている?覚えてない?おかしいなぁ~授業でやったはずなのに、もう忘れたの?でも、大丈夫だよ。これから始まる物語は、万葉集の和歌をもとに、現代風にアレンジした恋物語。ちゃんと君にも分かるように、僕が責任を持って、きちんと教えてあげる。僕の声を聞いて、君だけに囁こう。
HoneyBee CD Collection 万葉恋歌ー藤の章ー悠久の愛を貴方とともに…
===========================================================================
Track02
「こんにちは。君一人?あは~そんなに警戒しないでよ。あまりに綺麗な子がいたから、思わず声をかけちゃった。うちの生徒だよね?何回か講義で見かけたことがある。こんな所で女の子が一人で佇んでいると誰かに無理やり連れて行かれちゃうよ。ほ~ら~こうやって…フフうそうそ~そんな目で睨まないでよ。抱きしめるフリをしただけなのに。君に嫌われたら、僕、悲しいな~」
「ところで、さっきからずっと壁にかかってる書を見つめてるけど…そんなに気になる?大きいよね~たしか縦横2メートル以上あるとか。フフ、口開いてるよ~え?とても綺麗な文字だから、つい見とれていたって?うれしいな~実は僕が今回のサークル展示に合わせて書いたんだ。その顔は信じられないって顔?心外だなぁ~この字、なんて読むか知ってる?億千万の「万」に時代の「代」と書いて、「よろずよ」と読むんだよ。意味は…え、ええと…なんだっけな?意味が分からないとますます怪しいって?度忘れしちゃっただけだよ!所詮お遊びで書いたものだし。」
「ねぇ、僕、君のこと気に入っちゃった。だって、見てると表情がクルクル変わって、とっても可愛い。よかったら、この後どこかに行かない?二人きりでゆっくり…いやなら別に断ってもいいけど…ただ、君のことをもっと知りたいな~なんて。」
女の子を口説くなんて簡単なこと。やさしく近づいてそっと耳元で囁けばいいだけ。でも、彼女は違った。初めて講義で会った時から、ずっと気になっていた。でも、今まで声をかけられなかった。周りの女の子とは違う独特な雰囲気に…僕は、ずっと前から惹かれていたのかもしれない。
「これから行くところがあるって?仕方ないね~じゃあ、また誘うよ。」
『吾妹子が笑まひ眉引き面影にかかりてもとな思ほゆるかも』
彼女の笑顔、笑うと少しあがる眉。その笑顔が僕の心から消えない。
ねぇ、もっと僕にいろいろの顔を見せてほしい。もっと君のことを知りたい。こんな風に思うなんて……
===========================================================================
Track03
「あは~この間のぼーっとしてた子!へぇ~今日は一段とかわいいね。髪形変えた?今日着てる服もとっても似合ってる。この間とはまたイメージが違って、ドキドキしちゃうな。そうだ、いま友達と話していたんだけど…これから皆でちょっと早い忘年会をするんだ。よかったら、君も来ない?ん?これから調べ物があるから行けない?そっかぁ~なら、仕方ないね~じゃあ、今度は二人きりで、ゆっくり飲みに行こう~約束…ね?あっ、友達が来た。」
「彼女を誘ってみたんだけど、駄目だってさ。可愛い子は忙しいんだよ。ほら、早く行かないと~コムシ(?)、もう行こう~」
少し離れたところにいる友達に声をかけると、輪の中の数人が寄ってきた。
「だ~から、無理に誘っても仕方ないだろう。忙しいって、僕が聞いたんだから、間違いない。」
僕がそう言うと、友達の一人が彼女の肩を掴んで耳元でなにかを言おうとしているのが目に入った。
「おい、その手離せよ!彼女に触るな!いくら友達のお前でも、彼女になれなれしくするのは許せない。彼女に触れていいのは、僕だけだ。フン~面倒くさい~僕今日行かないから、お前たちだけで勝手に行けば。じゃあね~」
「ははは~ねぇ、見た?さっきの奴の顔。うん?友達にそんなこと言って平気なのかって?大丈夫大丈夫~皆、また僕の気まぐれがでたと思ってるだけだよ。それよりも…さっきあいつに掴まれた肩、痛くない?ごめん。もう少し早く助ければよかった。守れなくてごめん…」
心配になって顔を覗き込むと、彼女はいつもの笑顔で平気だと答えた。
『足柄の和乎可鶏山の殻の木の我を誘さねも門さかずとも』
もっと君に話しかけてほしい。笑ってほしい。少しぐらい僕がつれない態度を取ったとしても…
君への思いは単なる遊び?それとも…僕は、僕自身がよくわからない。
===========================================================================
Track04
「寒いなぁ~今宵冷えるだろうなぁ~それにしても、暇だ。図書館で万葉集の資料でも探すか。」
僕は遊びに行くまでの時間を潰すために、校内をふらふらとしていた。
「図書館来るのは久しぶりだなぁ~あれ?あの横顔は…」
「姫、お迎えにあがりました。って、冗談だよ。いつも講義が終わると、すぐどっかに行っちゃうと思ったら、ここにいたんだね。あっ、ごめん~読書の邪魔しちゃった?少し隣に座っていい?大丈夫、静かにしているから。」
「ん?僕?時間潰しに来たんだよ。じゃなきゃ、僕がこんなとこに来るわけないじゃん。外寒くて、避難ついでに~それに、遊びにいく約束もあるし。本を読んでる君の姿が見えたから、思わず声かけちゃった。夢中で読書してる姿、綺麗だなぁって。嘘じゃないよ。君の横顔、とっても綺麗!」
「窓際のこの席いいねぇ~外の景色がよく見える。あ~何だか眠くなってきた。ん?寝てでもいいよって?じゃあ、すこしだけ。ねぇ、手、握ってでもいい?片手があれば、本読めるでしょ?フフ~君の手、暖かい。緊張してるの?でも大丈夫~何もしないから。おやすみ~」
外はまだ北風が吹いている。でも、手から伝わる彼女の体温は心地よかった。
『吾妹子に恋ひてすべなみ夢見むとわれは思へど寝ねらえなくに』
僕は彼女に恋いをしてしまった。夢の中でいいから、彼女に会いたい。でも、彼女を思うと眠れない。
僕が眠りから覚めても、彼女は変わらず隣で読書をしていた。手はずっと握ったまま…
===========================================================================
Track05
「はあ~また図書館にいる!」
こうやって彼女を図書館で見つけていろいろな話をする。それが僕の日課となりつつある。でも、それもあと少し…校内では卒業制作の追い込みをしている人を見かける。
「今日はお願いがあるんだけど…大丈夫、変なことじゃないから。ね?お~ね~が~い。えへ?いいの?ありがとう~僕が手取り足取り教えてあげるから、資料集め手伝ってほしい。あれ?なにも言ってくれないの?そんな顔で見つめないでよ~そんな顔しても可愛いって思うだけだよ。」
「実は僕、書道教室の先生のアルバイトしてるんだ。意外でしょ?ほぼ毎日授業があるから、学校の勉強をする暇はない。遊びにも深夜しか行かないし。単位を取るために、いままで必死で頑張ってきたけど、最後の課題の資料がどうしても見つからないんだ。君なら、図書館詳しいでしょう?だから、ねぇ~お願い~一応自分で集めた資料だけノートに書き出して見たんだけど…どうかな?」
「ん?字が綺麗だって?それしか取柄ないからさ。僕の家ね、父親が書道の先生なんだ。だから小さい頃から厳しくしつけられてきた。特に、字は人の心を映す鏡だって言われてきたから。って、こんな話、聞いてもつまらないだろ?こんなことを手伝わせてごめんね。ありがとう。ねぇ、手伝ってくれたご褒美はなにがいい?」
『いで如何にここだはなはだ利心の失せなむまでに思ふ恋ゆゑ』
彼女のことを考えすぎて、自分が分からなくなる。僕の気持ちはいつ君に届くのだろうか。
君にだけは僕の素直な気持ちを話せる。ほかの誰にも言えないことも…友達以上の気持ちが積っていく。卒業式なんか来なければいいのに。まだ君に話せていないことがたくさんある。
===========================================================================
Track06
頭上を掠める桜の花びら、ひらりひらりと舞い降りては地面をピンク色に染めていく。とうとう卒業式の日になってしまった。僕の手にもしっかりと卒業証書が握ぎられている。今日で最後…お別れを言わないと…
「ねぇ、友達とのお別れが済んだ?次は僕と話さない?よかった。すこし歩こうか?」
「桜、綺麗だね~まるで今日という日を祝ってるみたい。ああ~卒業までに君と付き合いたかったな。フフ、冗談だよ。ねぇ、一緒に桜の木の下で写真取ろうよ。恥ずかしい?じゃあ、こうしたらもっと恥ずかしい?ほら、あっち。友達がカメラで撮ってくれるから。お姫様抱っこが怖い?大丈夫大丈夫~僕がちゃんと抱きしめるから。はい、笑って。」
「卒業しても君に会いたいな~いまよりももっと大人になって考え方も変わって…それでも友達でいたい。」
友達。その言葉が僕の心の奥に引っかかった。少し恥ずかしそうに頷く彼女を見ると、また胸が痛くなった。
『浅茅原小野に標結ふ空言も逢はむと聞こせ恋の慰に』
僕に「また会いたい」と言って。嘘でもいいから。その言葉を聴くだけで、幸せな気持ちになれる気がする。
これは…恋じゃない。本気の恋をしたことのない僕に、君は眩しすぎる。
===========================================================================
Track07
「ただいま~はぁ、疲れた~」
「眩しい…朝の太陽って、こんなに眩しいものだったっけ?学生の頃はよく朝起きられてたなぁ~」
卒業してもう何週間経ったんだろう。学生の時とは違う生活のリズムに正直僕は疲れきっていた。毎日忙しく時間に追われ、気づくと仕事場に徹夜で籠もっていることもある。窓際に置かれた写真たて、そこには卒業式に撮った二人の写真が飾られている。色褪せることなく、いまでもあの日の美しい桜を映し出している。
「桜の花が映ってる。もうどれくらい会ってないっけ?会いたいなぁ~話したいことたくさんあるよ。」
でも、それは友達として、恋とか愛ではなく…ただ友人として彼女が心配なだけ。
本当の恋なんて、面倒だ。好きと言ってくれる女の子はたくさんいる。それなりにデートして、楽しく過ごして…向こうが分かれようって言ったら、分かれる。その繰り返し。寂しくもなかったし、悲しくもなかった。恋愛なんて、遊びのようなものだと思っていたから。でも…いまは会いたい人がいる。会ったら真っ先に抱きしめたい。彼女の笑顔を見たい。もしこの思いに名前を付けるとしたら…これが、「恋」なのか?
「早く寝よう。少し寝たらまた出勤だ。」
『験なき恋をもするか夕されば人の手まきて寝らむ児ゆゑに』
夜が来れば、彼女は僕以外の誰かに抱かれて眠るのだろうか。こんなに僕は思っているのに…
もし、彼女への思いが本物ならば…これはきっと、初恋だろう。
===========================================================================
Track08
「もしもし?僕。いま大丈夫?久しぶり。もう一ヶ月ぐらい経つかなぁ~全然連絡なかったから、思い切って連絡して見た。僕?すこし疲れてたけど。君の声聞いたら元気が出たよ。ずっと待ってたんだよ、君からの連絡。仕事が忙しくてかける暇がなかった?へぇ~僕は君にとってそんな存在なんだ?せっかく携帯の番号を教えてあげたのに、悪い子だね。じゃあ、罰として、今週末二人っきりでご飯食べに行かない?いいところ知ってるんだ。断ったりなんてしないよね。断ったら、お仕置きだよ~詳しい待ち合わせ場所と時間は後でメールするよ。あっ、まだ切らないで!一つ聞いてもいいかなぁ?いま、好きな人とか、付き合ってる人…いる?…好きな人が、いる…へぇ~どんな人?え?言い辛いって?フン~そっかぁ。次に会ったときに教えてね。うん。じゃあ、また。」
「はぁ…」
電話が切れると同時に僕は深いため息をついた。彼女に好きな人がいる。でも…それは彼女を責められることではない。いつか彼女も誰かと付き合い、結婚をして、暖かい家庭を築いていく。でも…僕は、友達だ。恋愛に対して本気になれない。いまの僕では彼女と付
き合う資格すらもない。僕は…彼女を自分だけの物にしたい。大切にしたい。世界で一番誰よりも…彼女が好きだ!でも…この気持ちに気づいたと同時に…僕は、失恋をした。
『今更に何をか思はむうちなびきこころは君に寄りにしものを』
この胸の奥底にあった気持ち、もう見てみぬフリはやめよう。この心は…最初から君だけのもの。
初恋は叶わない。誰かが言ったその言葉を、僕は頭の中で何度も思い出していた。
===========================================================================
Track09
「久しぶり、会いたかったよ!とりあえず座ってよ。いろいろ話聞きたい。ワイン飲む?それとも、別のものがいい?」
料理を待つ間、他愛もない会話を交わす。ふと、髪の毛を掻き揚げた彼女の耳元で光るピアスが見えた。誰からのプレゼントだろう。そんな些細なことさえも気になってしまう。
「仕事どう?順調?そっかぁ~大きな企画を任されたんだ?よかったね。でも、君は誰よりも頑張り屋さんだから、ほどほどに。自分の体調とか考えてあげなきゃ駄目だよ。倒れても僕はすぐに迎えに行けないから。」
彼女が笑うたびに、僕は言ってしまいそうになる。「君のことが好きだ」。でも…いま好きと言っても、ほかに好きな人がいる彼女を苦しめるだけ…それに、彼女はきっと僕を信じない。友達から僕のよくない噂を聞いているかもしれない。だから、どんなに愛してると言っても、「ほかの人にも同じこと言ってるんでしょ?」と言われてしまうだろう。
君の笑顔が好きだ。その目も、その唇も、その手も…全部いますぐ抱きしめたい!こんな気持ちは初めてだ。これが…恋か?
「夜景、綺麗でしょ?この景色を君に見せたかったんだ。喜んでもらえたなら誘った甲斐があったかな~今日はありがとう。楽しかった。またこうやって二人で会おう?年をとって、お互いがどんな環境に置かれてもいやなんて言わないよね。だって、僕と君は友達…なんだから。」
君はどんどん綺麗になっていく。まるで僕の知らない人のように。こうやって君を綺麗にしているのは誰?僕は怖くて、最後まで聞けなかった。
『天なるや月日の如くわが思へる君が日にけに老ゆらく惜しも』
僕の愛は永遠だけど…月日の流れで君の姿が変わっていくのは悲しい。
ねぇ、僕を忘れないで。永遠に…どんなことがあっても…
===========================================================================
Track10
彼女を家まで送るために、二人で夜道を歩く。空には満天の星と美しい三日月が出ている。何気なく横を見ると、公園に大きな藤の木がある。枝を横に伸ばし、まるで空を見上げているような大木。その枝には美しい紫の藤の花が夜風に吹かれ揺れている。
「せっかくだし、少し見ていかない?藤の花って、あんまり長い期間花を咲かせないから。あは、風強いなぁ~また真剣に見てる。君は何でもじっと見る癖があるの?」
「ねぇ、藤の花の花言葉って知ってる?そっかぁ~しらないか。それなら、教えてあげるよ。「恋に酔う」。酔うってすごいよね~僕はいまお酒を飲みすぎて酔ってるけど。ああ、笑った?笑った奴にはこうしてやる!抵抗しても無駄だよ~ 」
<キス>
突然の行動に彼女は驚いたかもしれない。でも…僕の心はひどく落ち着いていた。嵐がようやく通り過ぎた後のように。彼女の顔を見た瞬間、自分のしたことの重さを知った…とっさに出た言葉は…
「あっ、ごめんごめん~僕、いま結構酔ってるし。」
ひどいことを言ってしまった。彼女だけにはこんなことを言うつもりなかったのに…
「君の髪についた花びらを取ってあげようとしたら、顔を近づきすぎたんだ。僕よくやっちゃうんだよね~それでなぜか好きでもないのに付き合うことになっちゃったり。このことは忘れて。君の好きな人にも悪いし。…帰ろう。」
『紫草のにほへる妹をにくくあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも』
美しい君を憎かったら、ほかに思い人がいる君を愛したりはしない。
僕は…君の好きな人が羨ましくてたまらない。
===========================================================================
Track11
僕の少し前を歩く彼女の後姿を静かに見つめる。もう道に人影はない。ふと彼女が振り返り、「ここで大丈夫だから」と言った。
「でも、君の家って、ここからもう少し距離あるよね。いいよ、送っていく。大丈夫?そっかぁ。じゃあ、ここで。」
彼女は一言「バイバイ」と呟くと、振り返らずに歩いていこうとする。僕は、去ろうとする彼女の手をとっさに握った。
「今日はありがとう。あと…ごめん。」
そのままお互いしばらく見詰め合った。もう彼女に会ってはいけない。僕のしてしまったことは友達以上のことだ。彼女を苦しめないように永遠にここでさよならを告げないといけない。でも…最後に、僕は伝えることがある。
「さっきのキス…僕は、軽はずみな気持ちでしたわけじゃない。君が好きだ!いつも嘘ばかりの僕だけど…この気持ちに偽りはない!…じゃあ。」
僕は、彼女から背を向けて歩き出した。冗談だと笑ってもいい。いまの僕は周りからみたら惨めかもしれない。でも、遠回りして気づいた君への思いは…嘘じゃない。いまなら分かる。心から、君が好きだ。
『今だにも目な乏しめそ相見ずて恋ひむ年月久しけまくに』
今だけは見つめていたい。会えない月日は君の笑顔を思い出して過ごせるように。
もう会うことがなくても…僕はずっと友達でいたかった。傍にいられるなら、友達でもよかったはずなのに…
===========================================================================
Track12
「月が見えない。あっ、今日は新月か。」
彼女と一緒に見た三日月はいつの間にかかけていってしまったらしい。月が見えない夜は、なんでこんなに暗いんだろう。
「本気の恋…か?」
自分がにっこりと笑えば、女の子たちはいくらでも近寄ってくる。それだけ自分には魅力があることも知っている。いままで「好き」と言われたことは数え切れないぐらいある。僕は、いつもその駆け引きを楽しんできた。
でも…彼女だけは違った。心の奥底が読めない。ほかの女の子たちなら喜ぶ言葉も…彼女だけには通用しない。だから…飾る必要も、駆け引きする必要もない。
「ねぇ、君…僕と一緒にいる時、どんな気持ちだった?いまはもう、君以外の女の子なんて目に入らないよ。こんな思いをするなら、好きだなんて、さよならなんて言わなければよかった。」
『なかなかに黙もあらましを何すとか相見そめけむ遂げざらまくに』
どうして二人は出会ってしまったのだろう。ずっと友達でいようと誓ったはずなのに…
いまここに君がいたらいいのに…奥の隣に座って一緒に月を探そうよ。
===========================================================================
Track13
今日は大学の同じサークルだった仲間との飲み会。久しぶりに会う仲間の顔を見ると、まるで学生の頃に帰ったような気がしてくる。半年前は同じ校内にいて、毎日遊んでいたのを不思議に思う。
「最近遊んでるのかって?フン、別に君たちには関係ないだろう~僕が日変わりで女の子と遊んでるとでも思ってた?でも、向こうから寄ってくるんだから、仕方ないだろう~」
「何?大学時代仲のよかった女の子?あは~彼女ね?別に~皆が期待してるようなことはなにもないけど。好きな人がいるらしいよ。いまはその人と付き合ってるんじゃない。僕は別に関係ないや~だって、僕のことを好きって言ってくれる女の子はたくさんいるからね。」
皆が一斉に笑う。お前は全然変わってないと。
「彼女は大学の時、教授に恋してたっけ?フフ~で?僕になんの関係があるの?」
『現世には人言繁し来む生にも逢はむ我が背子今ならずとも』
人は噂好きな生き物だから、二人一緒に生まれ変わろう。噂話のない場所に二人で行こう。
「えへ?ここに彼女が来る?サークル違うのに、なんで?」
偶然かもしれないが、久しぶりに彼女と会える。でも…あわせる顔がない。僕は手に持っていたビールジョッキの中身を、一気に飲み干した。
===========================================================================
Track14
「大丈夫?道、こっちであってるよね。」
飲みすぎた彼女を家まで送ることになってしまった。普段はそんなに飲むタイプじゃないのに…
「鍵開けたよ。電気どこ?ベッドは?こっち?」
「ドアの前においていてよかったのにって?女の子を一人にしておけないよ。まったく、君はかわいいんだから、もう少し自覚を持たなきゃだめだよ。もしあの場所に僕がいなかったらどうなってたかぁ…」
「もう眠いの?しょうがないなぁ~眠るまで手握っててあげるよ。君の手、暖かいね。このままずっと傍にいるから、安心して。」
<キス>
「ごめん…」
<キス>
空ろな彼女と目が合って、僕は一気に酔いが覚めた。いくら彼女が酔っているからといって、またキスをしてしまった…しかも、それ以上をしようと…
「はぁ、無防備すぎるんだよ!バカ…今日はもう帰る。ちゃんとあとで鍵閉めておきなよ。…それと…ごめん。」
僕は、彼女の顔も見ずに足早に部屋から出て行った。彼女の部屋のドアを閉めて、僕は…その場に思わず座り込んだ。
「何してんだろう、僕…」
『さ寝そめていくだもあらねば白たへの帯乞ふべしや恋も過ぎねば』
もっと君を抱きしめていたい。愛したい。でも…君は僕の手の中から逃げていく。
彼女を目の前にすると、理性が利かない。僕は一体どうしてしまったんだろう。
===========================================================================
Track15
久しぶりに休日ができたと思っていたら、書道教室の先生を頼まれた。思い返せば、学生の時以来か、ここに来るのは。
「どうですか?書けましたか?う~ん、綺麗に書けていますね。へぇ?先生の教え方がうまいから?そんなことないですよ。字は人の心を映す鏡。貴方の字が綺麗なのは、貴方の心の中を映しているからですよ。」
先生のアルバイトをいやだと思ったことはない。教室に来る生徒の皆は僕のことを慕ってくれる。それは書道家である父の威光かもしれない。でも…ここに来ると落ち着く。
静かな住宅街の一角にあるこの教室の窓からは、小さな日本庭園が見える。手を休めて、窓の外に目をやると、雪が降っている。いつのまに降り出したのだろう?
「ふわ~もう結構積もってるなぁ。はぁ~息が白い。」
もうだいぶ前から降っていたのかもしれない。庭の草木はほとんど雪に覆われて白くなっている。
「彼女も今頃雪見てるかなぁ…なんて。」
手の平を差し出すと、雪がふわりと落ちてくる。でもすぐに姿を変えて消えてしまう。
「まるで…彼女みたいだ。」
このまま雪が降り積もって、世界中を白く染め上げればいいのに。何も見えなくなるくらい…すべてを、白く…白く…そして、嫌なことを、忘れたいことを全部消してくれればいいのに。
『吾が恋は現在もかなし草枕多胡の入野の奥もかなしも』
僕は悲しい恋をしている。きっと未来も、それは変わらない。
こんな弱気になるなんて、僕らしくないな…
===========================================================================
Track16
「僕がそんな大きなことを引き受けてしまってよろしいんですか?」
と聞くと、知人は微笑みながら「小さい頃から貴方の字を見てきたが、成長した今の字も見たい」と答えてくれた。
僕のことを小さい頃から知っている父の友人が書道展をやらないかというい話を持ちかけてきた。場所は古美術の店が連なるエリアの一軒の画廊だった。
「本当に僕なんかでいいのかぁ?簡単に引き受けちゃったけど…まあ~でも、今更悩んでもしかたないかぁ~確かに話を聞いた時雑誌やテレビに《新進気鋭美形書道家の素顔に迫る》みたいな風に取り上げられたら面白いよなぁ~とは思ったけど…」
あのキス以来、彼女からの連絡はない。何度も連絡をしようとしたが…これ以上彼女に嫌われるのが怖くて、ずっとできないでいた。でも、迷っていたら友達にも戻れない。僕は彼女の本当の気持ちが知りたいだけだ、嫌われていてもいい。思い切って書道展への招待葉書を送ってみることにした。あえてメッセージはなにも書かずに。
「彼女のもとへ、ちゃんと届けてくれよ。君とまた笑顔で笑い合える日が来ることを…僕は待っている。」
その日が来るまで、僕は一文字一文字君への思いを込めて書き続けよう。出逢った時から今までのことを…ありったけの思いを込めて。
『雪こそは春日消ゆらめ心さへ消せ失せたれや言も通はぬ』
君は雪と一緒に僕を忘れてしまった?近頃連絡がないのが気になるよ。
「早く家に帰って、書道展の準備しょっと。あと少し…だから…」
===========================================================================
Track17
書道展の準備で散らかった部屋を見るのにうんざりした僕はベランダに立った。
「ふう~タバコなんて、何年ぶりに吸ったんだろう?はあ、月が出てる。こんな都会の真ん中でも月は綺麗に見えるのか。そうだ!これを添付して、送信…あっ」
思わず彼女にメールを送ってしまいそうになった。ただ月が綺麗だってことを伝えたいだけ。でも…いまの僕はそれさえもできない。僕は書きかけのメールを消して、携帯電話をしまいこんだ。
「はぁ~会いたいなぁ。書道展に来たら素っ気無い態度でありがとうって言ってやる!驚かせるのも悪くないよな。」
そう自分に強く言い聞かせる。そうすれば、また頑張れそうな気がするから。
『百づ島足柄小船歩き多み目にこそ離るらめ心は思うへど』
忙しい日が続き、いまは君を遠くに感じる。でも、僕は僕なりに君のことを考えているんだ。
僕はまだ長いタバコを灰皿に押し付けて、早々に部屋へと戻った。
===========================================================================
Track18
いよいよ書道展の日がやってきた。忙しく挨拶周りをしていると、時間がどんどんと過ぎていく。しかし…彼女の姿は、一向に見えない。
その時、駆け足で一人の女性が飛び込んできた。彼女が顔を上げると、目が合った。その人は…僕がずっと会いたかった人だった。
「遅かったね。来てくれないかと思ってた。僕は…君にひどいことをしてしまったから…ん?この書?そう、僕たちが出会った時君が見ていたものと同じ字だよ。その顔はやっぱり僕が書いたって信じてなかったんだね?ふう、別に怒ってないけど。」
「伝えたいことがあるんだ。僕の本当の気持ちを聞いてほしい。無理にキスしてごめん…それは心の底から反省してる。僕はいままで本気で誰かを好きになったことがなかった…一人の人と向き合うのが怖くて…ずっと逃げてきた。でも…君と出会って、はじめてありのままの自分でいたいと思った。君を知るたびにどんどん好きになっていた。最初は友達でもよかったはずなのに…本当はね、二回目のキスをした時、僕はもう君に会えないと思ってた。君に友達でいようと言っておいて…友達以上のことをしてしまったから。でも…今日また会えて、嬉しいよ。「万代」、この意味は「永遠」っていうんだ。僕の思いは前にも伝えたけど、改めて言わせてほしい。この字に誓う。愛してる。僕が愛してるという言葉を捧げるのは、これから先も君だけだ。君が誰を好きでもいいよ。僕は、君を好きになったことを後悔しない。こんなに幸せな気持ちにさせてくれて、ありがとう。」
「なんで泣いてるの?は…嬉しいって?えっ、それって…ずっと好きだった人って…まさか僕?!…どうしよう?そんなこと全然考えてなかった…ずっとほかに好きな人がいると思って…ねえ、嬉しすぎて、いますぐ君にキスしたい!駄目かな?周りの人が見てるって?そんなの関係ないよ!いま僕は君にキスしたいだけなんだから…」
<キス>
「愛してる。何度でも言うよ。愛してる!」
<キス>
『百年に老舌出でてよよむよもわれはいとはじ恋は益すとも』
このままずっと一緒にいよう。どんなに時が流れても、僕は絶対に君を嫌いになったりしない。ますます愛しくなるよ。
「遠回りして、ごめん。そして…ありがとう。」
===========================================================================
Track19
「遅かったね。何処で寄り道してたの、この僕を置いて?大変だったんだよ~この間の書道展が好評だったらしくて、新聞とかテレビに顔を出ちゃったから。君を待っている間、何度声をかけられたことかぁ。ごめんって?そんな言葉じゃ許せないよ~今日は返さないから。覚悟しておいて。」
「ん?もうしかして、あれを見てたの?ショーウインドーに飾ってあるウェディングドレス~やっぱり女の子なんだね~君のウェディングドレス姿、きっと可愛いだろうな~でも、僕は白無垢のほうが君には似合うと思うけど。そうすると僕が袴着るの?ん~~僕はタキシードのほうが好きなんだけどなぁ~えへ?どっちでもいいじゃんって?そうだ、いいこと思いついた!両方着ればいいと思わない?そしたらお互いに似合うものが着れるよ!」
「で?いつ結婚したい?明日?明後日?来週?早く君を僕だけのものにしたい~指輪買わないとね~君のこの指に似合う可愛いものを…その時、ちゃんとプロポーズする。君のご両親にも挨拶しに行かないとね~」
「なんか周りに人集まってきてるよね?まあ僕が有名だから仕方ないかぁ~僕の手、離さないでね。ほら、走ろう!」
『日並べば人知りぬべし今日の日は千歳の如くありこせぬかも』
毎日会ってたら、噂になる。でも、こんな今日があと千年ぐらい続けばいい…君と一緒に過ごすこの日々が。
もう絶対にこの手を離さない。このまま何処までも君と一緒に歩いていこう。
===========================================================================
Track20
「うん~やっぱり僕に袴は似合わない気がする。大学の時の友達に挨拶してきたら、似合わないってバカにされたよ~でも、君はとっても似合ってる。だから、僕が言ったとおりだったろう?君には白無垢が似合うって。もっとよく見せて~とっても綺麗だ!早く皆に見せたいなぁ~僕はこんなにも綺麗な人と結婚するって。」
「僕が、これから君を一生守るよ。時には君を泣かせることもあるかもしれない…でも、もう絶対に君を離したりしない!僕が愛するのは、これから先も君だけ。君は僕の友達、だけど恋人でもある…そして今日からは、僕の大事な奥さんでもあるんだよ。また一緒に写真撮ろう?卒業式の時と同じお姫様抱っこでね~その写真は僕たちの新しい家に飾ろう~」
「何だか僕が緊張してきたかも…これ以上緊張しないように、お呪いのキスしてもいい?」
<キス>
「お願いがあるんだけど…帰ったら朝まで君をずっと抱きしめていてもいい?いやだなんていう理由ないよね~そんな顔しないでよ~早く夜になればいいのにって思うだろう?あっ、誰かが呼んでる。もう始まるみたいだ。じゃあ、そろそろ行こうか~」
『真薦刈る大野川原の水隠りに恋ひ来し妹が紐解くわれは』
ずっと愛してきた君をいま僕は抱きしめる。もう君は僕だけのもの。
君を愛している。永遠に。
ーFinー
冒个泡・・・
相楽桜 发表于 2009-01-19 16:51:38
因为不论长短要写的东西全都写在yanxi了
下个月19号升到榜眼以后就能有真正的个版了
估计这里会荒凉・・・
昨天是杰伦30岁生日 除了祝福一下也不知道还能干啥
后来努力了一下 把fc2的blog重开了 = =||||
为什么放着这里不管还要去开另一个・・・
因为我要逼自己写日文!!
嘛~就是这样
http://xiangleying.blog25.fc2.com/
ドラマCD 朱紅い雫 翻訳 第2章 TRACK02
相楽桜 发表于 2008-10-25 18:41:35
TRACK 02
艾 文 : 故事起源于上古时代众神的争斗…信奉巴鲁多斯神的人们,和信奉欧库托姆神的人们,在众神之争的愚弄下也分成两派不断争战。受战争牵连失去了双亲的我和妹妹艾梅尔被巴鲁多斯派的卡特多拉鲁收留,然而,那里也并非安居之地…由于遭到贝里亚斯率领的邪教使徒的袭击,我们兄妹俩从卡特多拉鲁逃了出去。大家将大圣堂代代相传的神宝卡贝莎托付给了我,凯鲁伯则托付给了艾梅尔,而我们为了逃脱邪教使徒们的追杀,不得不彼此分别…自那以后已经八年过去了…我的养父雷慕拉斯贤者留下了关于艾梅尔的线索的遗言,便像睡着了一般与世长辞了。我和好友麦尔不断继续着旅程,好不容易来到了巴洛亚的港口…
水 手 : 危险!请等下一班船吧。
◆ 英雄传说IV 朱红泪 第2章 第4话 令人怀念的微笑 ◆
艾 文 : 我们俩坐上下一班船,追赶艾梅尔。
麦 尔 : 艾文,你神情如此忧郁,怎么了?
艾 文 : 啊…
麦 尔 : 看这风势不错,想必很快就能到塞塔城,见到艾梅尔啦!
艾 文 : 唔…嗯是啊!马上就能和艾梅尔见面了呢…
船 长 : 不好了!海盗船出现了!
乘客A :什么!?
乘客B :啊!哪里?在哪里?
船 长 : 看!先前的那班船被海盗袭击了!
麦 尔 : 艾文!
艾 文 : 艾梅尔有危险了!
麦 尔 : 船长,能想想办法吗?
艾 文 : 请让我们的船靠近过去!
船 长 : 这…要是我们的船也被袭击了怎么办!
乘客B :就是!好可怕!
麦 尔 : 海盗由我们来对付!我们登上那艘船你们就马上把船开走!
船 长 : 呃……
艾 文 : 拜托您了!
船 长 : 好!就这么办!大海的男儿岂能弃同伴的船于不顾!乘客们都请躲到船舱里去!右满舵——!你们都抓好了哦,冲啊——
海盗A :那艘船怎么回事?好像在往这边开呢。
海盗B :哼,看起来想找麻烦呐。
麦 尔 : 好!趁现在!
艾 文 : 跳过去!
海盗A :啊啊,你们干什么?想充当正义的伙伴?
海盗B :决一胜负吧!我来当你们的对手!
艾 文 : 咳——
麦 尔 : 呀——
艾 文 : 你们这帮海盗!
麦 尔 : 哈——
艾 文 : 艾梅尔在哪里!?
海盗B :哼,这两个人不好对付啊!
海盗A :老大,老大!
海盗头目:哈哈哈哈,小子们有胆量啊。看这里!
麦 尔 : 啊!乘客们被当作人质了…
艾 文 : 那是…艾梅尔…是艾梅尔吗!?
艾梅尔 :哥哥…是哥哥吗!?
海盗头目:喔?你们俩是兄妹?真有意思。
那么就让这个小丫头一直陪到我们逃到安全的地方吧。
艾 文 : 你说什么?!
海盗头目:如果还想要这个小丫头的命,就把手里的剑交给我们!
艾 文 : 哼…
麦 尔 : 艾文…
海盗头目:快~把剑交给我们然后跳到海里去!再磨蹭下去我可不客气了!
艾 文 : 可恶…!
夏 浓 : 麦尔大人——!
麦 尔 : 呜哇…是她!
艾 文 : 是对麦尔一见钟情穷追不舍的小姑娘,夏浓。她也坐了这班船么?
夏 浓 : 您一定是来救夏浓的吧!
海盗头目:吵死了!给我闭嘴!
艾 文 : 麦尔,回旋镖!
麦 尔 : 嗯!看招——
海盗头目:嗷嗷嗷——
艾 文 : 漂亮!艾梅尔,快逃!
艾梅尔 :哥哥——
艾 文 : 袭击客船掠夺钱财,真是荒唐!哈——
麦 尔 : 快点滚回岸上去金盆洗手吧!
海盗A :啊—!不对头!这两个家伙都是训练过的!
海盗头目:哼,你这胆小鬼!
麦 尔 : 快,各位都乘这个机会转移到这边的船上来!
海盗头目:慢着—!怎么可能让你们得逞!
船 长 : 啊,船在进水!刚才的冲击撞出了一个洞!
艾 文 : 海盗船也快沉了,他们会追过来的,我们抓紧!
海盗头目:居然连我宝贵的船也被毁了!给我站住——!
船 长 : 才没有空和你周旋!快走!好,大家快上这边的船!
麦 尔 : 快些驶离那艘海盗船,不然会被卷入沉船的漩涡!
船 长 : 左满舵——!
海盗A :啊啊啊,船沉了!
海盗B :让我们也上船吧!
海盗头目:笨蛋!真不像话,准备向敌人求救么!游水,游水!是海盗就给我游水!
乘客C :哈哈哈,加油游到岸边哦!
乘客D :我们肯定比你们先到,会帮你们联系好官员的,肯定会有人来接你们的哟!
海盗头目:给我记~着~咕噜噜噜…
艾 文 : 艾梅尔…是艾梅尔对吧?
艾梅尔 :哥哥…是哥哥吧!我一直坚信,我们迟早会重逢的!
艾 文 : 你过得好么?
艾梅尔 :呜呜…
艾 文 : 过得辛苦么?
艾梅尔 :我一直住在修道院,大家都是好人,对我照顾得很好。
可是…我一直…一直都想见哥哥!呜呜…
艾 文 : 八年后的重逢,我们聊着从分别那天起到今天为止的种种——我在眺望小屋和雷慕拉斯爷爷一起生活的事,艾梅尔在培蕾姬亚修道院生活的事…话题似乎永远没有穷尽……
麦 尔 : 太好了,艾文。真是太好了~
夏 浓 : 麦~尔~大~人~
麦 尔 : 嘘——轻一点。这可是艾文和艾梅尔珍贵的重逢,别打扰他们。
夏 浓 : 是!听从麦尔大人的吩咐。不如我们来聊聊我们之间的事情吧!
麦 尔 : 这…我没什么可聊…
夏 浓 : 海盗冲到船上来的时候,我就一直坚信麦尔大人会来营救我的,所以一点都不害怕呢!
麦 尔 : 我只是偶然坐上那艘船的,并不是为了去救你啊…
夏 浓 : 哇!这么说来,我们俩的相遇果然是命中注定的呀!
麦 尔 : 我说…根本不是这样的啊!……
艾 文 : 上岸后马上前往巴鲁库特吧,尽早把卡贝莎和凯鲁伯送去。
麦 尔 : 送到了以后要怎么做呢?
艾 文 : 什么怎么做?
麦 尔 : 邪教使徒不也在寻找神宝吗?虽然不知道他们到底有什么企图,但至少可以确定不是好事,不如我们把剩余的四件神宝也找出来吧?
艾 文 : 现在我不想考虑这些事情。
麦 尔 : 怎么了?这可部像艾文的作风啊。
艾 文 : 我不清楚神宝是否真的能给人类带来幸福…
麦 尔 : 是这样啊…你们俩正是由于神宝才被迫分别的吧…
夏 浓 : 喂喂,这种伤脑筋的事以后再谈啦。你们带我一起上路好不好?
麦 尔 : 哎!?你还是快点回家乡比较好啦。
艾 文 : 这样也好啦,让她一个人从这里回去,我们反而更担心呢。
夏 浓 : 太好啦!不愧是艾文大人,真是明理人!
麦 尔 : 可是…!
艾梅尔 :有朋友在的话我也很开心呢。
麦 尔 : 唉…看来只好这么办了。
船 长 : 可以看到塞塔城了哦——
麦 尔 : 去巴鲁库特的话走哪条路好呢?艾文,你来看看地图。
艾 文 : 让我看看…要沿着圣都街道向南行…唔,可有不少距离呢。
麦 尔 : 途中似乎也没有可以借宿的村子呢。
艾梅尔 :我们露宿也没关系的啦。
夏 浓 : 和麦尔大人一起睡帐篷也很浪漫呢~
麦 尔 : 呃…我们俩去同业工会看看!说不定能借辆马车或者赚点钱什么的。
艾 文 : 艾梅尔你们就在旅店休息,我们那么多人一起上街的话太过显眼了。
说不准邪教使徒就埋伏在什么地方呢。
工会主管:欢迎来到塞塔城~
艾 文 : 我们俩正在找工作。
工会主管:可惜现在没有活能让你们干哟,由于海盗作乱,船上的货物都下落不明,折笠一下子就变得萧条了。
麦 尔 : 哎哎,运气真不好啊。
工会主管:不过我想工作机会很快就会多起来的,我听说有勇敢的年轻人打退了海盗呢。
啊,难道说就是你们俩…!?
艾 文 : 呃,那个…
工会主管:哇,果然是你们呀!你们在这多留几天,给我们讲讲英勇事迹吧!我去把大伙都叫来!
麦 尔 : 别…别客气了!
艾 文 : 我们还有急事!
麦 尔 : 啊~真叫人吃惊,在港口城市消息传得还真快呀。
艾 文 : 引人注意的话就不妙了。计划改变,快出发去巴鲁库特吧!
麦 尔 : 哎?那些人是怎么了?
居民A :真是的,总有人制造麻烦。
居民B :啊,这样一来城里的交通要瘫痪了呢。
麦 尔 : 发生什么事了?
居民A :你来看看这部战车,是渡船的乘客扔在这里的。
(游戏里写的是“大车”orz 有图有真相)
居民B :想处里却没有地方可以安置,就这么搁在市中心也不行。
艾 文 : 哎~有些人真是浪费啊。
居民A :你们俩是在旅行中么?
麦 尔 : 啊…嗯。
居民B :哦?要去哪里呀?
艾 文 : 去巴鲁库多…
居民A :这样的话坐这部车去如何?
麦 尔 : 哎?真的可以么?!
居民A :嗯!这么做可是帮了大忙了。塞塔城的道路不是都很窄么,没什么人会要这车的。
艾 文 : 真是太好了~
居民B :你们用完了就把车捐给大圣堂吧,另外也请代替我参个神吧。
艾文&麦尔:非常感谢!
艾 文 : 我们庆幸着自己的好运气,坐上车往巴鲁库多进发,却不知这一切都是邪教使徒设下的圈套……






